
さすらいのゆっこ

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こんにちは、ゆっこです。今日は、私の実家で飼っているうさぎのナムナムズがかかった病気についてお伝えします。
ナムナムズがかかった病気
爪ダニ
特徴・症状
耳の後ろと耳の中をよく掻く。フケがでる。毛が禿げる。頭をブンブンする(振る)。耳の後ろや耳の中に寄生するダニ。
考えられる原因
母子感染(産道内で感染)。家の中で感染。屋外のうさんぽで感染。別のうさぎとの接触による感染。
対策
・人間にも感染するダニなので注意。
・病院でお薬をつけてもらう
・ゲージ内の掃除、こまめな掃除
・外にうさぎを連れて行かない
・他のうさぎとの接触を避ける
ナムちゃんの場合
耳の後ろを頻繁に掻き、耳をブンブンと振っていました。
首もとを見るとフケがでていたので、セロテープでとってルーペで見てみると白いダニが動いているのが見えました。
病院で薬を首に垂らしてもらい、2週間ほど、へやんぽを控えました。
ゲージ内は煮沸消毒をしました。
頭をよく振っていたかしら

スナッフル(パスツレラ菌)
特徴・症状
白目の充血。鼻水。くしゃみ。
考えられる原因
パスツレラ菌、黄色ブドウ球菌等に感染した状態。季節の変わり目や環境の変化、不衛生な状態などがきっかけで症状として発症する。
対策
・抗生物質の投与
・衛生管理や室内温度管理をして、うさぎの免疫力が弱まる環境を防ぐ。
ナムちゃんの場合
発症したのは、ちょうど春先、温度管理が難しい季節でした。
くしゃみをし出し、鼻水を垂らすようになりました。目も充血しており、閉じがちでした。
病院で目薬をもらい、症状がなくなるまで投与しました。
目も痛かったし。ショボショボ
真菌(リングワーム)
特徴・症状
円形状の脱毛。かゆみ。フケ。
考えられる原因
爪ダニに似ている
対策
爪ダニに似ている
ナムちゃんの場合
ある日、背中に丸いハゲが出来ました。お薬(塗り薬)を病院からもらい、すぐに治りました。
引っ越しの直後でちょっと疲れていたからかな。

子宮筋腫
特徴・症状
子宮から出血するので、おしっこに血が混じる。
考えられる原因
メスのうさぎ80%ぐらいは避妊手術をしていない場合、「生涯、子宮の病気になるリスクがある」と医者に言われました。
対策
・体力がある若いうちに、子宮を摘出(避妊手術をする)
・なってしまった場合、子宮摘出手術もしくは、抗生剤や止血剤を投与する(一時的な対策)
・うさぎの血尿は、判断しにくいため発見が遅れると大変です。日頃から、トイレチェック、お掃除を徹底する。血尿かなと思ったら、トイレのシートや尿とり素材を取り除き、尿を採取して、病院で検査してもらいましょう。
ナムちゃんの場合
3歳〜4歳のとき、「おしっこがいつもより赤い気がする」と母が気付き、ペットシートを全て取り除き、おしっこがそのままゲージのすのこの下に溜まるようにしました。そして、よく見ると、黄色いおしっこに赤い部分がありました。すぐにお皿におしっこを入れて、サランラップをし、病院で検査してもらいました。
結果、子宮から出血していることがわかり、即手術となりました。
意外なことに、本人の見た目はいつも通り、元気で何も変わりませんでした。
ちなみに、抜糸は自分でやりました(抜糸をしに病院へ行ったら、「自分でやってあるので、やることありません」と言われた)

エンファリトゾーン症(神経麻痺)
特徴・症状
脳や腎臓に炎症を起こし、運動失調(歩きにくい、立っていられない等)、斜頸、眼振、神経症状、耳の付け根が赤い、無症状のこともある。
考えられる原因
母子感染、感染しているうさぎの尿からの経口感染。老化、ストレス、他の病気等で免疫力が落ち、エンファリトゾーンを抑えこむ力が弱まると発症。
対策
・ステロイド、抗生物質等の投与、注射
・菌を完全に失くすことが出来ないため、薬とうさぎ自身の免疫で抑え込む治療になる
ナムちゃんの場合
子どものときから「右前足がちょっと不自由かな」と思う日があったりしましたが、元気でした。7歳になる頃から、右前足が地面にうまく着けず、右後ろ足を前に出して、バランスをとるようになりました。
それから、急激に歩くのが不自由になってしまい、右足が完全に前に伸びた状態になりました。
食欲も落ち、眼振もあったため、老化現象ではなく、病気の可能性があり受診をしました。
「エンファリトゾーン症」の診断には、MRI等の診断結果が必要となるため完全な診断は難しいそうです。
ただ、前足の麻痺と眼振は、症状のある部位より、上の器官に原因があると考えられるため、脳内の炎症である可能性が高いそうです。
受診初日、抗生物質をもらい帰宅しました。1週間後、受診した時はステロイドの注射1本と水分補給の注射3本、投与してもらいました。翌日、再び受診し、同じ注射をもう一度。
現段階、薬をもらい様子見です。
その後、症状の悪化はなく、食欲もあり、現状維持となりました。
まとめ
今回は、ナムちゃんの経験した病気をまとめてみました。
内容は個人的な見解と、あくまで、ナムの症状に沿って病院から指導された内容なので、全てのうさぎさんに該当するとは限らないことを了承のうえ、参考にしていただければと思います。
特に、「エンファリトゾーン症」は症状が幅広く、獣医さんも断定することが難しいと言っていました。
ナムちゃんの闘病については今後また書こうと思います。